【番外編】コバコ食堂の美味しくて優しい料理が心も身体も軽くしてくれます。

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レストラン

今回は”敢えて”の番外編です

本サイト「Tokyo mid East倶楽部」は東京の中央から東エリアに掛けての美味しいお店や素敵なお店を紹介することを軸としていますが、今回は”敢えて”の番外編です。
九州の福岡県にある小さな街で、美食家の方ならきっと訪ねて行きたくなる様な素敵なお店に出会いましたので御紹介させて頂きます。
但し予約必須のお店なので慌てて向かってはだめですよ。
料理がとても美味しくて心も身体もとても気持ちよくなる、そんなお店です。
今回はそんなお店「旬菜薬膳コバコ食堂」さんを紹介します。

旬菜薬膳コバコ食堂

コバコ食堂さんは福岡県の小郡市という街にある一軒家のお店です。
手打ち蕎麦と旬菜を使った薬膳料理をメインに扱っています。
薬膳料理というと、体には良いけれど味は今ひとつ…という印象を持つ人も多いと思いますが、コバコ食堂さんはまず何よりその料理が美味しいと評判になっています。
オーナーシェフの長門石侑樹(ながといし ゆき)さんが、折々の季節の美味しい食材を使って料理を創ってくれます。
調味料も化学調味料を使わず、手間を掛けて一から作るという拘りの詰まったお店でもあります。
福岡の美食家達を中心に口コミで魅力が広まりつつありますが、コバコ食堂さんは完全予約制なので前日までの事前予約が必須です。

静かな住宅街の一軒家

今回、福岡に向かう日程に合わせて運良く予約を取って貰えたので、コバコ食堂さんをランチで訪ねる事ができました。
車だと九州自動車道の筑紫野ICから15分位、電車だと西鉄大牟田線の津古駅から徒歩15分ほどの場所になります。
津古駅へは福岡市の中心にある西鉄福岡(天神)駅から急行だと30分ほどで行く事ができます。
津古駅とその隣の三国ヶ丘駅の中間、線路と平行した道路沿いに「コバコ食堂」の小さな案内表示が出ています。
案内表示を横に見て住宅地に入って行くと、直ぐにまた小さな看板が出ていて、そこがコバコ食堂さんの入り口になっています。
外から見ると素敵な一軒家という感じの建物です。

落ち着いた店内

古民家をリノベーションしたという建物の中に入って行くと、とても感じの良い素敵な女性が出てきて中へと案内してくれました。
後で分かったのですがこの方が長門石さん御本人でした。
基本的には長門石さんが料理の用意からサーブまで御一人でされているという事です。凄い。
お店の中はとても良い香り、それも人工的では無い爽やかな香りで満たされていて心地よいです。
店内は明るく、木調の落ち着いた家具に囲まれており、観葉植物も良いアクセントになっています。
お昼のメニューはコバコのおひるごはん1種類のみ(2,300円)。
旬な季節の野菜の料理に、メインのお料理、手打ちのお蕎麦にデザートと飲み物まで付きます。
お蕎麦は温かいお蕎麦か冷たいお蕎麦(ざるそば)のどちらかを選べます。
デザートは3種類、飲み物もメニューの中から選べるので、それぞれ気になるものを注文してのんびりお料理を待ちます。
頂いたお水も何気にとても美味しくて、待っている間にお代わりしてしまいました。

見た目も美しいお膳

程なくお膳が運ばれてきました。
彩りも鮮やかに、たくさんの料理と小鉢が載せられたお膳です。
お肉も揚げ物もあり、見るからにどの料理も美味しそうでテンションが上がります。
これだけで十分にも思えますが、この後にお蕎麦もデザートも出てくるのですね。
実際に頂いて見るとどの料理も本当に美味しく、しかも優しい味で統一感があります。
どの料理もレベルが高くて隙がありません。
食べて見ると、1つ1つの料理が手間を掛けて料理されている事も直ぐに分かります。
丁寧な仕事ぶりに驚くばかりです。
主な料理の簡単な感想を挙げさせて貰います。

国産豚のローストポーク

まず目を惹いたのが国産豚のローストポーク。
ローストポークに旬の野菜が添えられていて見た目にもとても鮮やかです。
お肉が柔らかくて美味しいのはもちろんですが、自家製のバルサミコソースがとても美味しく、お肉の味を引き出していました。
バルサミコソースは味の主張が強いものも多いですが、こちらのソースはどこまでも優しくそれでいて味が印象に残る不思議なものでした。
また食べたいです。

季節のお野菜の黒豚巻き天ぷら

季節のお野菜(山芋でした)に黒豚のお肉を巻いて天ぷらにした料理です。
思いがけない掛け合わせでしたが食感も良く、味も良く、バランスもとても良い天ぷらになっていて驚きました。
抹茶塩に付けて食べると味が締まってとても美味しく感じられました。

餡かけの新じゃが饅頭

これもとても美味しくて驚いた料理です。
新じゃがを蒸して裏漉ししたものに和牛のひき肉を入れて揚げてから餡かけにした料理だとの事ですが自分には考えつかない料理ですね。
そしてとても手間の掛かった料理である事に驚きます。
箸で切れるか切れないかくらいの食感の料理の上に餡かけがされていて、優しく包まれる様な美味しさでした。
語彙力が足りず上手く伝える事ができ無いのですが、想像を良い意味で裏切る、繊細で美味しい一品でした。

手打ちのお蕎麦

お膳を頂いてすっかりご機嫌になっていると間もなく、お蕎麦が運ばれてきました。
申し訳程度のミニ蕎麦では無く、かなりしっかりした量のお蕎麦です(因みに+100円で大盛りにできるそうです)。
お蕎麦は温かい蕎麦とざる蕎麦のどちらかを選べるので、今回はざる蕎麦をお願いしました。
お蕎麦は長門石さんが自らお店で打ったお蕎麦だそうで、とても食欲をそそります。

お蕎麦には可愛い薬味のセットが付いてきました。
ハリネズミさんの器にはゆずわさびが入っていました。
蕎麦は九州らしく甘口の蕎麦つゆでしたが、東京の味に慣れた私にとってもとても美味しい蕎麦つゆで、新鮮な蕎麦が良く絡んでとても美味しいです。
薬味も1つ1つがとても良い味を出していて、全く味に飽きる事も無く最後まで美味しく蕎麦を頂く事ができました。

ケーキプレート

お膳とお蕎麦の後はデザートのケーキです。
これもおまけ感のある小さなデザートでは無く、存在感のあるケーキのプレートが出てきました。
ケーキは3種類から選べたのでチーズケーキをお願いしましたが、写真の様な美しさでわーっとなります。
チーズケーキの横には、アイスとチーズの中間の様な不思議な食感のお菓子も付いていました。
どちらも文句無しの美味しさです。

ビネガードリンク

ケーキと合わせて出てきたのがビネガードリンクです。
外が少し暑かった事もあって、ゆずをお酢と炭酸で割ったドリンクをお願いしました。
途中でコーヒーにすれば良かったかとも思ったのですが、これはこれで大正解。
自家製のドリンクは素材の味が前面に出ていてとても上品な美味しさでした。
長門さんが自ら厳選したコーヒーの味も気になる所ではありますが、これはまた次回の楽しみですね。

美味しいのに安いんです

料理とお店の雰囲気、長門石さんのお人柄に触れ、すっかり満足した所でお会計を頼みます。
食事とドリンクを合わせて1人分が2,300円。福岡価格にしても安いですね。
これだけ良い素材でこれだけ手間を掛けての値段としては安過ぎる気さえします。
素敵な時間を提供してくれた長門石さんにお礼を言ってお店を後にしました。

まとめ

福岡県は元々美味しいお店や素敵なお店が多い地域ですが、コバコ食堂さんはその中でも強く印象に残る素敵なお店でした。
もし東京の吉祥寺や清澄白河辺りにこんなお店があったら大変な事になると思います。
福岡でもお店が知られてくるにつれてますます予約が取れないお店になって行くと思います。
九州にお出かけする際には一度コバコ食堂さんを訪ねて見るのも良いと思いますよ。
可愛いねこさんも住んでいるので、もし会えたらラッキーかも知れません。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

information

■店名 旬菜薬膳コバコ食堂
■住所 福岡県小郡市津古488-1
■アクセス
 西鉄大牟田線 津古駅、三国ヶ丘駅より徒歩12分
■営業時間
 昼:月〜水​ 12:00〜15:00(予約制)
 夜:月〜金 18:00〜21:00(予約制)
■休業日 土曜日と日曜日
公式ホームページ
インスタグラム
※2022.5.5.時点の情報です。ご利用の際には最新の情報を御確認下さい。

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